渋野予選落ちで露呈…青木コーチ“詰め込み教育”の落とし穴

公開日: 更新日:

 約4カ月遅れでスタートした女子ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」は最終ラウンドが悪天候のため、29日に順延となった。今大会の目玉だった渋野日向子(21)は予選落ちで早々と姿を消し、ファンも大会関係者もがっかりだ。渋野は開幕に備えてオフは筋トレや課題のアプローチ改善に取り組み、パッティングスタイルまで変えた。

 一般論だがプロの世界ではトップ選手ですらスイングを1ミリ変えただけで違和感を覚え、なじむまでに長い期間を要するといわれている。それだけスイング改造は繊細であり、失敗してスランプに陥るケースもある。

 会見でパットについて質問が及ぶと、「詳しくは(コーチの)青木さんに聞いてください」と答えた。説明が面倒だったのか、アドレス変更の意図がつかめていないのかは不明だが、「おやっ」と思わせる場面だった。

 青木翔コーチは1月のタイ合宿で「地獄のように練習してもらおうと思う」と語り、今回も「次の試合まで地獄を見てもらう」とスパルタ指導を課す考えだ。米ツアー参戦を目指してのレベルアップが目的だが、果たしてそれでいいのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    一発退場のAぇ!group福本大晴コンプラ違反に「複数人関与」疑惑報道…旧ジャニ“インテリ”枠に敬遠の風向き

  3. 3

    だから今年の日本女子オープンはつまらない…“簡単コース”で予選カットラインは史上最少「-1」

  4. 4

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  5. 5

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  1. 6

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  2. 7

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  5. 10

    男子の試合はガラガラ…今年のANAオープンのギャラリー数を知って愕然としました