渋野予選落ちで露呈…青木コーチ“詰め込み教育”の落とし穴

公開日: 更新日:

■「新たに覚えるのは20%ぐらいでいい」

 そもそも渋野の昨季平均パット数はランク2位で、平均バーディー数、パーブレーク率、バウンスバック率とも1位。もともとパットに定評があり、スタイルを変更する必要があったのか、という疑問もある。

「青木コーチもメジャーに勝った渋野の素質を見込んで、いろいろ葛藤していると思う。ただ理想を追い求めすぎると指導は難しくなる。渋野も若くて器用だから、何でもトライできる。しかし思い切りの良さが持ち味であって、試合中に考えさせちゃいけない。今まで戦ってきた中でつかんだ長所を伸ばし、新たに覚えるのは20%ぐらいでいい。それがオフは逆だったのかもしれない。選手とコーチの関係は難しい。米ツアー参戦に向けてスイングを大きくいじる必要はなく、いいところを生かしたらいい」(田原紘プロ)

 女子ツアーは現時点で8月まで試合がない。「余計なお世話」と笑って済ませる話なら問題はないのだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない