錦織圭が21年開幕戦出場へ 観月あこと結婚で負の連鎖断ち切れるか

公開日: 更新日:

 結婚を機に流れが変わるのかどうか。

 来年1月7日開催のデルレービーチ・オープン(米フロリダ州)に出場登録、右肩の故障からの復活を目指す錦織圭(30=世界ランク41位)のことだ。

 昨シーズンはこれでもかというくらいツキがなかった。右肘手術から復帰しようという矢先、コロナに。復帰初戦はオーストリアの高地。体への負担が大きい場所でスタートを切らざるを得なかったばかりか、季節外れの全仏は寒さと雨と重いボールに悩まされながらフルセットを戦ったツケで右肩を負傷。その後、予定していたインドアの試合にも出られなくなるなど、何かにたたられているようなシーズンだった。

 今回のデルレービーチは、錦織が08年にツアー初優勝したゲンのいい大会。しかも本拠地のフロリダで行われる。

「(2月8日開幕の)全豪オープンに向けて、いいスタートが切れると思いますよ」と、スポーツライターの武田薫氏がこう言った。

「全豪に出場する選手は現地で2週間の検疫が義務付けられています。なので錦織はデルレービーチの後、オーストラリアに入れば1月31日からのアデレード国際への出場が可能になる。全豪の前に2つのステップを踏めるのは大きい。錦織にとってベスト8が4回、7大会連続4回戦以上と相性のいいグランドスラムに向けて理想的なスケジュールが組めるのはプラスでしょう。全豪に向けた日程がようやく決まったことで、シーズンのいい流れが見えてきたのではないか。新妻とともにホッとしていると思いますよ」

 錦織はコートの内と外を分けて考えられるタイプ。コート内における集中力は専門家諸氏も舌を巻くほどだ。観月あこ(29)と結婚したこと自体がテニスにプラスに作用するかどうかはともかく、それによって負の連鎖が断ち切れるとすれば今後が期待できそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?