広陵高の暴力問題が話題だが…私は世羅高3年で主将になって、陸上部に蔓延する悪習を全て撤廃した
夏の甲子園が開幕する前、X(旧ツイッター)に「あの伝説の監督が帰ってくる!」と書き込みました。島根県代表・開星高野球部監督の野々村直通さん(73)です。
2002年夏の甲子園の抽選会に派手なダブルのスーツで現れ「やくざ監督」と呼ばれるようになった野々村監督は、10年春のセンバツ1回戦で21世紀枠の出場校に敗れた際に「末代までの恥」と発言。個性的な言動で物議を醸しました。
そんな野々村監督とのお付き合いは、もう10年以上も続いています。
野々村監督が1979年、広島・府中東高を率いてセンバツに出場した時のエースで4番の片岡光宏さん(同年ドラフト1位で広島入団)が、引退後に宮崎市内で広島風お好み焼き店をオープン。ひとりでフラッと立ち寄ってから懇意にさせていただき、野々村監督に引き合わせてもらったことでご縁が生まれました。
箱根駅伝を初制覇(15年)する前です。まだ何の実績も残していない私の「近いうちに箱根で優勝します!」という大言壮語に熱意を感じ取っていただき、「本気で取り組めば夢はかなう!」と激励してもらいました。