ボランティアや聖火ランナー続々辞退…東京五輪は開催不能

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「森さんは、聖火リレーの観客の『密』を避けるため『タレントは田んぼを走ればいい』と発言。さすがにこれはマズい。タレントをバカにしている。田村さんに続く有名人が出てきてもおかしくないです」(芸能記者)

 お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介も4日のTBS系「グッとラック!」で、「田んぼ」発言について「いろんな人を見下してる」と激怒していた。

 ボランティアや聖火ランナーが次々にボイコットすれば、五輪は開催不能になるのではないか。東京五輪に関し、著書がある作家の本間龍氏はこう言う。

■アスリートからも不満を上がる

「森会長の発言を受け、さらにボランティアを辞退する人が出てくるでしょう。大会をどの程度の規模で開催するかが未定なので、確かなことはまだ分かりませんが、運営に支障を来す可能性は十分にあります。さらなる問題は選手の出場辞退です。特に欧米社会は性差別に敏感ですから、出場を見送る選手が出てくることも考えられる。組織委は森会長に辞任を迫るくらいのことをしなければ、世界中が納得しないでしょう」

 ロンドン五輪メダリストの競泳女子、鈴木聡美は森発言を受け「かなり残念。怒りもありました」と発言。選手までソッポを向けば、開催は無理だ。

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