これぞ後出しジャンケン! 森喜朗・組織委前会長「早くから無観客と言っていた」どの口が?

公開日: 更新日:

「アンタ、後出しジャンケンだろう」。大会関係者もさぞ、この発言に驚いているのではないか。6日、都内の会合で、「(五輪は)無観客だっていい」と発言した東京五輪パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長(83)のことだ。

 この日、同組織委副会長を務める遠藤利明衆院議員(71)の政経セミナーに出席した森前会長は、昨年3月に大会の1年延期が決まった直後から今年2月に辞任するまでの間、「いろんな案を考えてきました」と切り出し、「最大の問題は観客。早くから無観客だっていいんじゃないかと言っていた。その予定でもの(計画)を立てていった方がいい、と申し上げていた」と明かしたのだ。

 会長として昨年から無観客を訴えていたのであれば、なぜ、いまだにゴタゴタしているのか。さっさと無観客を決めて対策を取ればよかったではないか。「東京五輪NO」の民意が示された都議選直後から、政府与党内から無観客の声がチラホラ聞こえてくるが、まったくいい加減だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言