ダルが自己ワースト7連敗…9.9打者大谷との初対戦次第でローテ剥奪の可能性も

公開日: 更新日:

 日本人のベテラン右腕が精彩を欠いている。パドレス・ダルビッシュ有(35)が不安定な投球を繰り返しているのだ。

 日本時間2日のダイヤモンドバックス戦は2回3分の2を1本塁打含む8安打6失点、9敗目(7勝)を喫した。6月22日のドジャース戦で白星を挙げたのを最後に自己ワーストの7連敗と不甲斐ない。

 ダルは前半戦最終日の7月12日に股関節の張りで負傷者リスト入りし、選手間投票で選出されたオールスターを辞退。同21日のブレーブス戦で復帰したが、本来の投球を取り戻せず、後半戦は7試合計35回で防御率6.94。今季は移籍1年目で開幕投手を務めながら背信のマウンドが続いている。

 パ軍は現在、首位ドジャースと14ゲーム差のナ・リーグ西地区3位。ジャイアンツ、レッズと2チームがポストシーズン(PS)に進出できるワイルドカード(WC=2位以下の最高勝率)を争っている。仮にWCで勝ち上がっても、不振が続くダルはPSでローテーションから外れる可能性は高い。

 パ軍先発陣は2018年サイ・ヤング賞左腕スネル(7勝5敗)、右腕マスグローブ(9勝8敗)の両エースら先発陣が安定。特に後半戦に入って調子を上げており、マスグローブ(防御率2.85)を筆頭に、ダルを除いた先発投手の防御率はいずれも3点台と安定した仕事ぶりだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性