久保建英が左膝負傷で離脱危機…古傷再発なら森保ジャパンに「計り知れない大打撃」

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 北中米W杯初戦で難敵オランダを相手に2度のビハインドを強いられながら、粘りに粘って同点に追い付いた森保ジャパン。貴重な勝ち点1をゲットした激闘にはしかし、大きな代償もあった。

 オランダ戦に右シャドーとして先発し、0-1で迎えた後半12分、左サイドに攻め入ってFW中村敬斗(25=スタッド・ランス)のゴールをアシストしたFW久保建英(25=ソシエダ)が、後半26分に左膝を痛めて自らベンチに向かって選手交代を申し出た上に車椅子に乗ってスタジアムを後にしたのだ。

 スペインのスポーツ系サイトによると「膝の捻挫の可能性大。軽度でも全治2~4週間の加療を要する。そうなるとW杯でのプレーは難しくなる」。森保監督はオランダ戦後、「軽傷であることを願う」と話していたが、久保は2021年に左膝の半月板損傷の疑いで関節鏡による手術を受けている。古傷を痛めた可能性も取り沙汰されており、指揮官も不安で気もそぞろだろう。

 森保ジャパンはオランダ戦から一夜明けた現地15日、W杯期間中のベースキャンプのあるナッシュビルに移動し、午後4時30分からアメリカに滞在中のU-19日本代表とトレーニングマッチを実施。参加したのはオランダ戦で長時間プレーしなかった選手、出場機会のなかった選手たち。先発組を中心に半数近くの選手がコンディション調整にいそしんだ。もちろん久保が練習場に姿を見せることはなかった。 

 久保の正確な容態は不明だが、いずれにしても1次リーグ2戦目のチュニジア戦(日本時間21日午後1時キックオフ)は出場回避となる可能性が高い。そうなると久保の代役は誰が務めるのか?

 新鋭FW塩貝健人(21=ボルフスブルク)、技巧派MFの鈴木唯人(24=フライブルク)、主将MF遠藤航(33=リバプール)の戦線離脱によって追加招集されたFW町野修斗(26=ボルシアMG)が代役候補となる。 左右のシャドーもサイドアタッカーもこなせる伊東純也(33=ゲンク)は、森保監督が<後半途中から投入して相手DFを撹乱しながらゴールを狙っていく>ジョーカーとしての起用を優先し、「久保の代役候補からは外れている」とサッカー関係者。森保ジャパンの大黒柱・久保が戦線離脱となるとマイナス面は計り知れない。元ニューヨーク駐在のスポーツ記者でフリージャーナリストの藤江直人氏が言う。

「久保は21歳で出場した4年前のカタールW杯を<半分は黒歴史>と振り返る。フル出場が1試合もなく、決勝トーナメント初戦のクロアチア戦は体調不良で欠場した。それなりに自身の個の力が通用すると思っていたが、それは勘違いだったとも振り返っていた。あれから心・技・体を鍛えて確実にレベルアップし、今では<替えの利かない選手>として森保ジャパンで地歩を固めている。単なるアタッカーのひとりではなく、攻撃面以外の守備面での貢献度の高さも見逃せない。オランダ戦では、右ウイングバックのFW堂安律と連動しながら、相手の攻撃のキープレーヤであるFWガクポを封じた。確かに森保ジャパンは選手層も厚くなり、久保ら主軸不在でも影響は少ないとする声もあるが、とんでもない話です。大きくマイナスに作用します」

 日本代表は出場した過去7回のW杯で、決勝トーナメントに進出した4回は、いずれも初戦で勝ち点を挙げている。

 データ的にはオランダと引き分けた今回、予選突破確率100%となるものの、それもアタッカーに守備、攻撃の差配役にプレスに起点……複数の役割を高いレベルでこなす久保がいてこそ。

 日本初の8強入りに向け、大きな不安材料となりそうだ。

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