オリックス首位返り咲き 若手を開花させた中嶋監督の“メジャー土産”

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 楽天に勝ってリーグ首位の座に返り咲いたオリックス。

 現在、チーム打率はリーグトップ(.249)。32本塁打で初のタイトル目前の杉本裕太郎(30)、巧打で1、2番に定着した福田周平(29)、宗佑磨(25)、高卒2年目ながら2ケタ本塁打をマークした紅林弘太郎(19)らの活躍が目立つ。

 19日の楽天戦は1点を追う五回、紅林の適時二塁打で同点に追い付くと、宗の2点三塁打で突き放した。

 そんな彼らを開花させたのは中嶋監督の打撃指導だという。

「中嶋監督は日本ハムのGM特別補佐時代、パドレスに留学。コーチとして傘下のマイナーを巡回していますが、そこで得たのが球を手元まで呼び込んで打つ理論だったといいます。これを選手に実践させるため、二軍監督時代に特別なバッティングマシンを導入して練習させた。その結果、選手は確実にボールをとらえられる確率が上がって三振が減り、ボールの見極めもよくなったと聞きました。三振が減ったことによって、作戦のバリエーションも増えたそうです」とはオリックスOBだ。

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