巨人ビエイラ残留決定的! 原監督お気に入り“超勤勉助っ人”メジャー流出回避に安堵

公開日: 更新日:

 原監督はホッと胸をなで下ろしているのではないか。巨人のチアゴ・ビエイラ(28)の残留が決定的となったと、23日付のスポーツ報知が報じたからだ。ビエイラには、メジャーの複数球団が興味を示しているとされていた。

 来日2年目の今季は飛躍のシーズンとなった。5月3日の広島戦から9月1日のヤクルト戦まで32試合連続無失点。巨人とNPB外国人選手の連続無失点記録を更新すると、8月13日の中日戦ではNPB最速の166キロをマークした。一時はクローザーも務め、56試合に登板し、0勝3敗、19セーブ、防御率は2.93だった。シーズン終了後、「メジャー5球団が興味」と米国で報じられたこともあり、去就に注目が集まっていた。

 チーフ格だった宮本投手コーチが「日本人以上にマジメ。こんな外国人選手を見たことがない」と驚く勤勉助っ人。当然、原監督のお気に入りでもあり、「相手にせずに良かったなと見えるぐらい非常に安定感がある。日頃の練習量は並じゃない。ルーティンの臨み方も尊敬に値するところがある」と絶賛したこともあった。

 巨人は現段階でマリナーズからFAとなっているマット・アンドリース(32)を先発投手として獲得しているが、「すでに峠を過ぎている」との指摘もあり、何とも心もとない。

 この剛腕助っ人が残ってくれる方が、原監督にとって、よっぽど大きなクリスマスプレゼントになるに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  1. 6

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  2. 7

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  3. 8

    ポストシーズンの分配金が示す光と陰…一般職員の年収は約5万ドルで平均未満、“やりがい搾取”の一面も

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    《門田博光の巻》「打撃の求道者」は練習方法もケタ外れだった…僕が地獄を見た“10分”の要求

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁