オリ山本由伸の投げ方に疑問符 「故障を誘発する可能性が高い」と動作解析の専門家

公開日: 更新日:

「本人が球団にポスティングシステムを使ってメジャー挑戦したいと訴えたようです」

 先日、日本の情報提供者から電話がかかってきた。「本人」とは昨シーズン、18勝(5敗)、防御率1.39で投手タイトルを総ナメ、沢村賞とMVPを獲得したオリックスの右腕・山本由伸(23)のことだ。

 山本についてはもちろん、我々、日本担当のスカウトが以前からマークしているし、ソフトバンク千賀滉大(29)と同様に強いメジャー志向をもった投手であることも承知している。本人が改めてメジャー志向をクチにしたことで、我々の調査もいよいよ本格的なものになる。

■テークバックが大きい

 ストレートも変化球もすべての球の質が高いうえに、スプリットを使って高低で勝負できる。昨季のような投球ができればメジャーでも十分、通用するだろうが、気になる点がある。

 それは彼の投球フォーム。テークバックの大きい、あのやり投げのような投げ方では、どうしたって肩や肘に負担がかかると思うのだ。そこでチームの動作解析の専門家に山本の動画を見てもらってからZoomで話したところ、「この投げ方は故障を誘発する可能性が高い」とクビをひねっていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態