オリ山本由伸が年俸爆上げ3.7億円更改も…やはり懸念される昨季フル回転の反動

公開日: 更新日:

 破格の昇給である。

 27日、昨季リーグMVPなどタイトルを総なめにしたオリックス山本由伸(23)が契約更改。1億5000万円から2億2000万円増の3億7000万円でサインした。

 高卒6年目の3億円到達は、球団ではあのイチローよりも1年早く、2010年の日本ハム・ダルビッシュ(3.3億円)を超えるNPB史上最高額となった。

 昨季、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献しただけでなく、球団には資金力もある。“引き留め料”も込みなのか、今オフ以降に実現するとみられるメジャー挑戦を直訴したことも、大幅アップの要因になったのだろう。

 年俸爆アゲと将来の夢の実現に向けて前進したことで、さらなる活躍が期待される。今季限りで勇退する宮内オーナーは、96年以来の日本一達成が悲願。本人も日本一を大目標に掲げたが、懸念もある。

「昨季のフル回転の反動です」と、球団OBがこう続ける。

「山本は昨季、12球団最多の193回3分の2を投げた上に、11月末まで行われたポストシーズンを含めた球数は3000球を超えた。先発として年間通して投げたのは昨季が初めて。中嶋監督も『開幕に無理に合わせる必要はない』と、3月25日の開幕にこだわらず、疲労回復を優先したいと考えています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃