エンゼルス大谷2戦連発8号に主砲も復活 相乗効果で「トラウタニ」さらなる爆発期待

公開日: 更新日:

 二刀流が本塁打の量産体制に入った。

 通算100号の大台に到達したばかりのエンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間16日のアスレチックス戦で2戦連発となる8号決勝2ラン。今季最長の130メートル弾を放ち、ア・リーグ本塁打王争いで同僚ウォードらと並び、7位タイに浮上した。

 相手の先発右腕モンタスの約154キロの高め直球を捉えた快心の当たりにマドン監督は「モンタスから本塁打を打つ選手はあまりいない。彼(大谷)は完璧に捉えた」と絶賛し、「彼が今のような状態になり始めたら、(他球団は)要注意だ」と、さらなる本塁打量産に期待を寄せた。

 投打の主力に故障者が続出して孤軍奮闘を強いられた昨季とは異なり、今季は主砲トラウトが右ふくらはぎ痛から復帰した。トラウトは、ここまで打率.312、9本塁打、20打点と好調な打線をけん引。トラウト、大谷の2人が打線に名を連ねれば、相手バッテリーのマークが分散され、強打者2人へのメリットは大だ。実際、昨季、リーグトップの20個だった申告敬遠は今季ここまで3個。今季、メジャートップタイながら、トラウト(2個)と分け合い、昨季に比べれば相手バッテリーの警戒が緩んでいる(記録は16日現在)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  2. 7

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  5. 10

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です