巨人に「飛ばないボール元年は惨敗」の黒歴史…本塁打が12球団250本以上減少の不吉

公開日: 更新日:

 ボールが飛ばないことが話題だ。

 ロッテ・佐々木朗希の完全試合など、今季はすでに4度の無安打無得点試合が成立している。21本塁打でパ・リーグトップの西武・山川穂高が「以前の打球速度に対する飛距離と比べて飛んでいない」と証言。一方のNPB側は、ミズノ社が2011年から提供する統一球について「規制値内で報告が上がっている。検査方法も変わりない。(昨年との数値の違いは)規定値なので去年と比較していない」とした。それでも、19日までの12球団合計の年間本塁打ペースは1192.6本。昨年の1449本から250本以上も減少していることから、山川発言の信憑性は高そうだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(09枚)

 これまで、そんな「飛ばないボール」に振り回されてきたのが巨人である。統一球が導入された11年のチーム本塁打数は、前年の226本から半数以下の108本に減少した。打率は.266から、.243。得点も711から471と大幅に減った。総得点に占める本塁打による得点の割合は50%から33%に減少。得意のパワープレーで相手をねじ伏せられなくなり、シーズンは3位に沈んだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで