日本ハム高卒ドラ2有薗直輝“前倒し”一軍招集の舞台裏 早速フル出場3打席三振

公開日: 更新日:

 日本ハム新庄剛志監督(50)がついに高卒ルーキーの「トライアウト」を開始した。

「今の状態なら一軍の投手でも面白い打球を打つんじゃない?」と、第一号に指名したのがドラフト2位の有薗直輝(19=千葉学芸高)。21日に初めて一軍登録されると早速、同日の楽天戦に「9番・DH」でフル出場。この日は3打席すべて三振に倒れたが、力強いスイングに可能性を感じさせた。

 新庄監督は昨年の新入団選手発表会見でこう言っていた。

「(高卒新人は)球団の方針として『体力的にも、体をおっきくする分、ちょっと時間をください』と(言われて)。でも、(自分が)見て大丈夫だと思ったらオールスター明けにでも呼びたい」

 それが開幕から3カ月足らずで実現。新庄監督が当初の計画を前倒ししたのは、高校通算70本塁打を放った有薗の打撃力に磨きがかかってきたからだ。二軍では主に三塁を守り、31試合で打率.274をマーク。18日の楽天との二軍戦では左中間に本塁打を放った。

「キャンプ時からスイングの強さは一軍選手に引けをとらないと評判だった。憧れの選手は巨人岡本和真。『岡本選手みたいになりたい』と言って、ストイックに鍛えた体は高校生離れしている。試合後も率先してコーチの指導を仰ぐなど、向上心が強い」(球団OB)

 与えられた好機をモノにできるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  4. 9

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?