蝉川泰果が「来年は早く海外へ」米ツアースポット参戦で狙う“松山英樹ルート”

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 アマチュアで初のツアー2勝をあげた蝉川泰果(21=東北福祉大)は10月末にプロ転向を表明。当初は30歳までは国内を主戦場にすると明言していたが、国内最終戦の会場で「来年は早く海外に行きたい。何試合かスポットで参戦すると思うので、そこでPGAツアーへの道が開ければ」と語った。

 蝉川は9月のパナソニックOPに優勝したことで、「世界アマランク1位」に浮上した。「来年、海外ツアーにスポット参戦する際、この称号は大きい」と、ゴルフライターの吉川英三郎氏がこう語る。

「世界アマ1位は米ツアーでも高く評価される。今はプロですが、来年は数試合に推薦出場できる。米ツアーのシード権を取るには、そこで優勝すればいいが、さすがに厳しい。大学の先輩である松山英樹と同じ道を考えているはずです」

 松山も大学時代に世界アマ1位となり、2013年4月にプロ転向。直後に国内で2勝し、日本予選から出場した全米OP10位。世界ランク50位以内(49位)に入った。アジア予選から切符を得た全英OP6位。翌週のカナディアンOP16位、WGC招待21位、全米プロ19位、ウィンダム選手権15位。1月のソニーOPは予選落ちしたが、たった7試合で「スペシャル・テンポラリ・メンバー(STM=特別一時会員)」となり、次年度のシード権を得た。

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