【箱根駅伝予想】早大OB渡辺康幸氏「駒大の3冠阻止して青学大連覇なるか」ダークホースは?

公開日: 更新日:

 駒大に学生駅伝3冠がかかる年明けの箱根駅伝。青学大はそれを阻止し、2連覇を達成できるか。そこに割って入る大学はあるのか、波乱はないのか。1号車で解説を務める早大OBの渡辺康幸氏(49=住友電工陸上部監督)は大学時代、2区で2度の区間賞を獲得し、1年時には総合優勝に貢献。10年度は母校の監督として学生3大駅伝を制覇している。その渡辺氏が注目の優勝争いや見どころなどについて語った。

  ◇  ◇  ◇

「3冠」を狙う駒大の1強、または「駒大対青学」の2強対決というのが大方の見方のようです。この2校は他校より選手層が厚い上、駒大の大八木弘明監督(64)は大学3大駅伝優勝26回(箱根7回)の名将です。駒大が3冠に挑戦するのは3度目。過去2回(1998年度、2013年度)の箱根はいずれも2位。今度こそ、史上5校目の栄誉を勝ち取りたい。

■注目は「駒大対青学」序盤の主導権争い

 原晋監督(55)率いる青学大は、箱根に限れば15年からの8年間で6勝です。両者とも箱根の勝ち方を知っています。

 一番の見どころは、その両校による序盤の主導権争いです。駒大は1区に円健介(4年)か篠原倖太朗(2年)を使うでしょう。1区で区間賞が取れなくても2区はエースの田澤廉(4年)で首位を奪い、前回ブレーキの3区でリードを広げたい。その3区には、高校時代に1500メートル、3000メートル、5000メートルの高校記録を打ち立てたスーパールーキーの佐藤圭汰(1年)を起用するのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情