巨人スタッフ会議でオーナー「優勝が必達目標」と厳命も…原監督に若手育成は二の次、三の次

公開日: 更新日:

 巨人は20日、一、二、三軍の首脳陣らが集まるスタッフ会議を開き、春季キャンプのメンバー振り分けなどを行った。

 巨人は昨季、5年ぶりのBクラス(4位)に沈み、クライマックスシリーズに出られなかった。原辰徳監督(64)は会議内でこう言って昨年の反省を述べたという。

「あんな年はあってはいけない。私自身の反省も含めて、それに対し今年はこうやっていこうという話。ジャイアンツ88回の歴史の中でもワーストに近い年だったという自負はしようと。昨年の大惨敗の反省、教訓を生かして今季に臨むということ」

 会議に出席した山口寿一オーナー(65)も「私からは今年は優勝が必達目標だと。勝つことに徹して欲しいと。監督はこれまでこのスタッフミーティングで前の年のことを振り返るのはあまりやってこなかった。去年に関しては、ジャイアンツの長い歴史の中でも相当反省しなければならないシーズンという認識だったんでしょう」と呼応した。

 山口オーナーは近年、優勝と共に「若手の育成」も要望してきたが、今回は「必達」という強い言葉で優勝を厳命した格好だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾