大谷は“調整の延長線上”で驚異の投打パフォーマンス! WBC中国戦でわかった「格の違い」

公開日: 更新日:

「いまの自分の100%は出せると思う。今年初めての公式戦というか、本番の試合なので、正直、どこまで出せるのかは、そのときになってみないと分からない部分もあるし、その日の調子にもよるので。いまの調整の延長線上で入りをしっかりとできれば、十分、いけるんじゃないかと思う」

 自身の100%ではない。「いまの自分の」という前置きがつくし、あくまでもいまは「調整の延長線上」なのだ。

 WBCより何よりレギュラーシーズン優先というスタンスは米国代表を見れば歴然。早々と主将に就任したMVP3回のトラウト(31=エンゼルス)が各球団の主力選手に声をかけ、かつてない豪華メンバーをそろえたという触れ込みだったが、サイ・ヤング賞3回のカーショー(34=ドジャース)に続き、昨年12勝のコルテス(28=ヤンキース)も出場を辞退。特に先発はくしの歯が欠けるようにいなくなった。

■メジャー球団も選手も本音では…

 米国のファンもメディアも、関心事はWBCよりスプリングトレーニング。ヤンキースやメッツの地元ニューヨークメディアはもちろん、全国紙のUSAトゥデーもスプリングトレーニング中心の扱い。連日、WBCを大々的に取り上げているのは主催者でもあるMLBドットコムだけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘