WBCでメジャー志向選手はもちろんチェックするが…来日スカウトには「もう一つの目的」

公開日: 更新日:

 WBCが始まった。わたしはアシスタントGMと8日に来日、9日の韓国対オーストラリア戦から東京ドームで選手をチェックしている。

【写真】この記事の関連写真を見る(32枚)

 日本人選手に関していえば、やがてメジャー挑戦する佐々木朗希、村上宗隆(23)らの継続調査はもちろんだが、重点的にチェックするのは今オフにポスティングで海を渡るであろう山本由伸、今永昇太、松井裕樹の3人になる。

 前回のコラムで指摘したように「マウンドプレゼンテーション」といわれるマウンド上のしぐさや表情から読み取れる性格に加えて、投手なら「コマンド」(狙ったところに投げられる制球力)などをチェックする。

 WBCで使用するメジャー公認球に対応できるかどうかも重要だ。以前と比べて表面がしっとりとしてきたようだが、まだボールによってバラツキがある。日本の情報提供者によれば、松井は実戦に入ってボールの扱いに苦労しているとか。表面がカサカサしてすべりやすいと、どうしても強く握ることになり、肘に負担がかかる。それだけにメジャー球への対応は、しっかりと見極める必要がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘