WBCでメジャー志向選手はもちろんチェックするが…来日スカウトには「もう一つの目的」

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 今回はスカウトだけでなく、アシスタントGMクラスも何人か来日している。メジャー志向の選手をチェックするのはもちろん、彼らにはもうひとつ大きな仕事がある。今季限りでFAになる大谷翔平に関してだ。

 来季以降の契約金総額は米スポーツ史上最高額の800億円になるとも。アリゾナから来日したプライベートジェットには代理人であるネズ・バレロ氏も同乗していたという。彼も含めた周囲の関係者と良好な関係を築いておくことは、大谷がFA市場に出た際にプラスになる。ウチの球団はともかく、すでに、あれこれ画策している球団もあるのではないか。

 今回、わたしも含めて多くの球団のスカウトが来日したが、派遣しない球団も中にはある。米国で入手できるデータで十分と考えているのだろうが、それでは選手を正当に評価できないし、実りも少ないように思う。

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