三冠王・村上宗隆が三振王転落へ…狂う歯車の元凶は大谷翔平でもWBCでもあらず

公開日: 更新日:

 個人攻撃をよしとしない高津監督も珍しく不満をあらわにしている。

「そろそろ4月も終わるけど、反省しかない」

 矛先は開幕から不振を極めるチームの主砲・村上宗隆(23)である。

 26日のDeNA戦でも4タコの3三振に終わり、打率はついに.157まで低下した。

 昨季は打率.318、56本塁打、134打点をマークし、史上最年少で三冠王を獲得。王貞治が1964年に打ち立てた年間日本人最多本塁打記録も抜いて、「村神様」とあがめたてられた。

 そんな村上が今季、量産しているのは本塁打ではなく三振である。21試合で33三振は12球団ワースト、年間224三振のハイペースに「ちょっと状態が悪すぎます」と元巨人投手の評論家・橋本清氏がこう続ける。

「この日の第1打席もカウント3-2から外角に逃げるチェンジアップに体勢を崩され、バットが空を切った。投手目線で見れば、今の村上はストレートに差し込まれ、それが嫌だから変化球には体が前に出てしまう悪循環。ボールの見極めもできておらず、狙い球も絞れていないように見えます。そうは言っても、一発は警戒しなくてはいけませんから、相手投手は慎重に攻めざるを得ません。それが、リーグトップの15四球につながっていますが、スイングに鋭さがない今の状態が続けば、投手は長打のプレッシャーが軽減され、より大胆に攻めていける。いきおい、三振数も増えていきそうです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状