【ボートレース・女子レーサー丸かじり】寺田千恵選手(上)散らかったはずれ舟券をゴミ箱に片づけていた少女時代

公開日: 更新日:

 1989年のデビュー以来、トップレーサーとして女子のみならずボートレース界全体を牽引してきたのが「てらっち」の愛称でファンに親しまれている寺田千恵選手。そこでご自身の過去・現在・未来について語ってもらった。

  ◇  ◇  ◇

■父に連れられ若松ボートへ

 子どもの頃、若松ボートレース場(北九州市)の近くに住んでいました。当時の若松は造船の町で造船所で働いている人はボートレースをやる人が多かったんですよ。母と再婚した父親も造船の仕事をやっていてボートレースが好きでした。

 ボートレース場には小学校3年生の頃から連れていってもらっていました。そこで私が何をやっていたかというと、おじさんたちがばらまくはずれ舟券を集めてゴミ箱に捨てていたんですよ。すると、それを見ていた屋台のおばちゃんが「いい子だね」ってほめてくれた。それがうれしくてボートレース場に行くともっぱらはずれ舟券集めをしていました。当時はそういうイメージしかなくてボート場には行っていましたけど、レースを見た記憶は全くありませんね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲