2030年大会は招致断念も未練タラタラ…札幌市とJOC「五輪」執着のウラに“金目とメンツ”

公開日: 更新日:

 つまり、結局は“金目”ということだ。東京五輪では、国際オリンピック委員会(IOC)や大手広告代理店、スポンサー企業の金権腐敗が問題視されたのに、この期に及んでカネ目当てとは呆れるしかない。

 市やJOCが固執する理由は他にもある。「メンツでしょうね」と言うのは、「東京五輪の大罪」などの著書がある作家の本間龍氏だ。

「これまで、市は招致活動に数十億円のコストを費やしたとみられています。ここで『撤退する』と表明すれば、秋元市長は責任を問われかねません。山下会長も含め、自らのメンツを守るために『可能性を探る』と言っているのでしょう。しかし、国力低下が著しい日本に五輪が不要だということは、多くの国民が気づいている。本来、謝罪した上で撤退を決断すべきです」

 早く“損切り”しなければ、またムダ金を浪費することになりかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒