四川省と仙台の自宅を売り払って立ち上げた「張本卓球場」

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「これは覚悟の卓球場です」

 16年に息子とともに東京に移った宇さんは、その年の8月、仙台市宮城野区の自衛隊倉庫跡に、自らがオーナーとなる「張本卓球場」を立ち上げた。

 約200平方メートルのフロアには6台の卓球台が並び、柱がない特殊構造が自慢だ。天井は高く、王子サーブもロビングも問題ない。

 この上京直前、諸事情で仙台ジュニアクラブの練習場が使えなくなってしまい、新たな拠点が必要となった。宮城県卓球協会の小野隆副会長が低家賃の卓球場を探してくれたため急場をしのげたが、その間に、四川省の家も仙台の家も売り払って資金を調達。新品の卓球台はメーカーに寄贈してもらった。開場式には張本はもちろん、クラブOGの福原愛も駆けつけた。

「私の夢は、仙台を卓球王国にすることなんです。私はこの卓球場でたくさん強い選手を育てて、オリンピックに送り出すんです。子供たちを見ていると、それはきっとできるようになると思います」

 現在、市内外の3歳から中学3年生まで、定員いっぱいの男女30人が通う張本卓球場からオリンピック選手を輩出したいという宇さんの話は、まんざらはるかな夢でもない。

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