梅澤よ、どうして我慢して投げ続けたの?春季関東大会直前に発覚したエース格の足指骨折
26日に閉幕した春季関東大会。我々、専大松戸(千葉)は東海大相模(神奈川)との初戦で敗れてしまいました。
勝負事ですからもちろん悔しいのですが、「次につながる負け」だった。その点では実りがありました。守備、打線、走塁で不足している部分を洗い出し、夏に向けて取り組むべき課題がハッキリしたからです。
関東大会ではエース格の最速149キロ右腕・梅澤翔大(3年)が欠場しました。夏に向けた戦略ではありません。千葉大会の木更津総合との初戦の終盤、どうやら、ピッチャー返しを足で止めようとして左足小指を負傷。痛かっただろうに我慢して言い出してくれず、そのまま2回戦、3回戦と登板させてしまいました。
どこか本調子ではないな、いまひとつ踏ん張れていないなとは思っていましたが、関東大会に備えるための練習試合で症状が悪化。「実はあの時に……」と話してくれたのです。フタを開けてみたらまさかの骨折だった。手術をして、今月中には実戦復帰できそうなのは不幸中の幸いでした。
痛めてすぐに報告しなかったことを叱る気はありません。しかし、どうして黙っていたのでしょうか。