大谷の望み通り「ヒリヒリした9月」の予感 チームも個人タイトルもライバルたちが猛追

公開日: 更新日:

 大谷翔平(30=ドジャース)は昨年までのエンゼルス時代、「ヒリヒリした9月を過ごしたい」と言った。

 打っても打っても早々とプレーオフ争いから脱落、シーズン終盤の9月が消化試合となる現状を嘆いたが、オフに移籍したドジャースでも別の意味で“消化試合”となる可能性があった。

 開幕からナ・リーグ西地区首位を独走、2位に最大で9ゲーム差を付けた。大谷も7月に本塁打を量産。2年連続本塁打王と地区優勝がさっさと決まるようなら、9月はそれこそプレーオフに向けた調整期間になるところだった。

 しかし、そうはいきそうもない。7月は11勝13敗と負け越し。日本時間5日現在、西地区首位のドジャースは2位パドレスに4.5、3位ダイヤモンドバックスに5ゲーム差に詰め寄られている。

 戦列を離れていたフリーマン(34)やベッツ(31)が復帰予定とはいえ、きょう6日からのフィリーズ3連戦を皮切りに13日からブリュワーズ4連戦、20日からマリナーズ3連戦、28日からオリオールズ3連戦と、地区首位チームとの対戦が目白押しなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々