阪神・髙橋遥人 3年連続の手術でも来季完全復活に“視界良好”…逆に《障害がなくなった》の見方

公開日: 更新日:

 藤川球児新監督(44)が最も期待を寄せているのが、この男だという。8日に阪神から「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」の成功と退院が発表された、髙橋遥人(29)のことだ。

 髙橋がメスを入れるのは2022年の「左肘トミー・ジョン手術」、昨年の「左尺骨短縮術」と「左肩関節鏡視下クリーニング術」に続き、3年連続になる。万全なら、投げるボールはメジャー級。懸念は故障だけ、という投手がまたまたメスを入れた。今年8月に1009日ぶりに一軍復帰し、5試合で4勝1敗、防御率1.52の成績を残した左腕への完全復活の期待が萎みそうな気もするが、コーチ経験のある阪神OBはこう言う。

「今回の手術は、昨年6月に受けた『左尺骨短縮術』の際に左前腕部に埋めたプレートを除去するものだと聞いている。復帰した今季、髙橋らしい球威とキレのあるボールを投げて4勝しながら、そのプレートによって左手首の可動域が狭くなっていると吐露していた。手術によって肘や肩の不安は消え、悩みの種だったプレートも取り除いたわけですから、完全復活に向けて障害がなくなったと捉えていい。藤川監督が現役晩年、その才能を認め、目をかけたのがこの髙橋。開幕から万全の状態で先発ローテに入れば、新監督にとってなによりの補強になる」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  4. 9

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝