阪神・青柳晃洋「ポスティングの値段」と「買う球団」…メジャースカウトがシビアに評価

公開日: 更新日:

「球威、制球ともメジャーレベルにないように思う」

 こう言うのはア・リーグのスカウト。昨5日にポスティングシステムを利用してメジャー挑戦することが明らかになった阪神青柳晃洋投手(30)に関してだ。

 このスカウトは日本のプロ野球もカバー、球団にも青柳のスカウティングリポートを送ったそうだが、「昨季と今季の防御率(4.57、3.69)がそれを裏付けている。特にストライクゾーンの四隅に投げ分ける制球力がないので、メジャー契約を提示する球団はあるかどうか。メジャー公認球がフィットして変化球のキレが増すケースがあるだけに、スプリングトレーニングやマイナーの実戦で結果を出した場合にメジャー昇格するスプリット契約になる可能性が高いと思う。フォームが変則? メジャーに変則投手はいくらでもいます」というのだ。

 2022年には勝利数(13勝4敗)、防御率(2.05)、勝率(.765)の投手3冠を獲得しながら、翌23年のWBC日本代表メンバーには選ばれなかった。

「青柳は低めの制球で勝負するタイプ。高めを使えないと、米国やドミニカ共和国のメジャーリーガーには低めの球を拾われてしまうという理由で選考から漏れたと聞きました」(マスコミ関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  5. 5

    「エンゼルス佐々木朗希」誕生へ…菊池雄星との大型契約&異例の早期決着で獲得に布石

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    補強?育成?ソフトBまさかの日本シリーズ惨敗で大混乱…物議を醸した《支配下7人クビ》のひずみ

  3. 8

    パワハラ騒動で楽天退団 安楽智大の去就どうなる? 兄貴分・田中将大の自由契約で話題沸騰中

  4. 9

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  5. 10

    カネがいくらあっても足りない? 阪神は来年以降も大型契約の順番待ちズラリ…心配になる懐事情

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 5

    小芝風花は来年も「ゴチ」はやるの? ファンからは「来年も笑顔は見たい」と継続希望の声

  1. 6

    公的年金“不公平”議論どうなる?「第3号被保険者」制度の廃止をめぐり賛否が真っ二つ

  2. 7

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    斎藤元彦知事は“無双”から絶体絶命に…公選法違反疑惑で刑事告発した上脇教授と郷原弁護士に聞いた

  5. 10

    「年末ジャンボ宝くじ」(連番10枚)プレゼント