藤川阪神を待つ虎OBとの“場外戦” 生え抜きとはいえ《後ろ盾なし》《指導経験ゼロ》の厳しい現実

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 久しぶりに公の場に現れた。先日、「オーナー付顧問」に就任した阪神岡田彰布前監督(66)である。

 岡田顧問は編成権を持たないアドバイザーとして、球団から野球全般の助言を要望された。藤川球児監督(44)や首脳陣、選手へのアドバイスの他に、他球団の視察を行い、解説者としての仕事もこなすという。

 選手への指導については「しないしない。指導料はもらってない。口代はもらっているけど」と笑った岡田顧問。歯に衣着せぬ発言に期待するメディアが今後も群がることは間違いない。

「岡田顧問はあくまでフロントの人間。さすがに藤川野球について真っ向批判することはないでしょうが、必ずしも、藤川政権を支持しているOBばかりではありません」

 とは、古株のOBだ。

「川藤幸三会長から次期OB会長を託された掛布雅之さんは自身のYouTubeチャンネルで、球団が岡田監督に続投要請することなく“解任”を通達したことに、『(現役時代に)一緒に戦ってきた岡田がこういう形でユニホームを脱ぐのはすごく寂しい』と怒りの声を上げた。これに同調する声は少なくない。球団主導で就任した藤川監督の手腕に対し、『指導経験がないのに大丈夫なのか。二軍監督や一軍ヘッドをやってからでも遅くなかったのではないか』『ここまで若返りを図らなくても、適任はいるはずだ』などと懐疑的に見るOBもいる。

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