大谷投手復帰がメジャー「二刀流ルール」改正で前倒し なる早で実戦投入したいドジャース首脳陣の思惑

公開日: 更新日:

 投手として5月に復帰する予定の選手にしては、あまりにも速いペースではないか。

 日本時間9日、自主トレ中の大谷翔平(30=ドジャース)が平地のグラウンドながら、捕手役を座らせて20球超のピッチングを行ったからだ。

 その裏にあるのはルール改正だろう。二刀流ルールが変わったことによって、投手復帰の時期が早まる可能性が出てきたのだ。

 これまでは現在のシーズンか前年に投打の実績がなければ、投手枠1増となる二刀流登録ができなかった。昨年DH専念だった大谷は、開幕から投手として登録。打者として出場しながら投手として20イニング投げてようやく二刀流登録が可能だった。

 しかし、「現在のシーズンか前年」の二刀流実績が「現在のシーズンか2年前」に遡ることになったため、開幕からの二刀流登録が可能になった。

 メジャーの投手登録は13人まで。その中に開幕からは投げない大谷がいることで、ドジャースの投手は実質12人スタートを強いられるところだった。が、ルール改正によって大谷が開幕から二刀流登録されれば、投手を13人、フルに使えるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ