ソフトB「二軍の帝王」を悩ます“王の庇護” 自己評価の高さとパワー、潜在能力は一級品も...

公開日: 更新日:

 本人は「自分が活躍できないのは、一軍のスタメンが固定されているからだ」と思ったのかどうか。昨季の契約更改では移籍を訴え、一度は保留。「誰かのケガ待ちは嫌。もちろん、ホークスで頑張るのが一番だけど」と話し、「契約だから、ハンコを押したら1年間頑張らなくちゃいけない」と、保留に至った心境を語っていた。

「リチャードは自己評価が高く、自分に甘いタイプ。他球団なら活躍できると思っているのだろうが、それは難しい。栗原のケガでチャンスを得た今季もサッパリだったし、何より王球団会長が買っていますからね。王会長はホームランバッターが大好きで、10年ドラフトでも直前の会議で『今年の候補選手で、誰が一番遠くに飛ばせるんだ?』と、柳田の上位指名が決まったほど。リチャードにも手取り足取り、打撃を教えている。いくら本人が移籍を訴えても、王会長が健在のうちは育成落ちこそあれ、現役ドラフトやトレードの望みが叶うことはないでしょう」(球団OB)

 基本、1年契約のプロ野球にあって、ある意味、贅沢な話だが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋