ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と

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 ドジャース大谷翔平は日本時間6月17日のパドレス戦で投手復帰を果たしてから過去7試合、ほとんどの持ち球を使った。投球や打球の軌道などを分析するMLB公式データサイト「ベースボール・サーバント」によれば、球種の内訳は直球(44.3%)、スイーパー(31.6%)、スライダー(8.9%)、シンカー(7.6%)、スプリット(4.2%)、カット(3.4%)で、ここまでカーブは1球も投げていない(球種の割合は7月31日時点)。

 大谷は本格的に投手のリハビリに取り組み始めた今季、直球からスタートしたブルペンの投球練習で最後にチェックした球種がカーブだった。これまでも「できれば(実戦で)カーブをもっと試したい」と話しながらも、温存してきたのは苦しい時に計算できる球種の一つだからだ。

 大谷は投打のリアル二刀流をこなし始めた2021年以降、投じる割合は少ないものの、カーブを効果的に使ってきた。直球との球速差、落差ともメジャー屈指。21年には球速差47キロ、23年には落差193センチとメジャートップを記録したこともある。変化が大きく対戦した打者の多くが困惑を隠さないことから、米メディアの間では度々、「魔球」として取り上げられてきた。

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