ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と
ロバーツ監督「10月に疲れているようでは困る」
毎年、被打率は低く、2度目の2ケタ勝利(10勝5敗)をマークした23年は78球投げて被打率.111、0本塁打、9奪三振。空振り率を示す「Whiff%」は41.7%で、スプリットの44.2%に次ぐ高さだ。投打の二刀流でフル稼働だったエンゼルス時代は、スイーパーやスプリットが不調でキレがない時は、カーブを中心に配球を組み立てて試合をつくるケースが少なくなかった。
ロバーツ監督はABEMAのインタビューで大谷の起用法について聞かれると「5イニングを投げてもらうのが目標」とし、「10月に疲れているようでは困るから、(今後は)常に週に1度ではなく、8日に1度、9日に1度、7日に1度、の登板もあり、まだ流動的。彼を消耗させないようにしたい」と、ポストシーズンでの起用を示唆した。
ワールドシリーズ連覇を狙うドジャースにとって、大谷の活躍は欠かせない。ド軍がワールドシリーズ進出を果たし、大谷が投打をこなせば、史上初の二刀流での出場が実現することになる。
世界一への思い入れが誰よりも強い大谷はポストシーズンまで魔球を温存か。
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