阪神・佐藤輝明にポストシーズンで吹くアーチ量産の「追い風」

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 打った瞬間、両手を突き上げた。

 阪神佐藤輝明(26)が公式戦最終戦となった昨2日のヤクルト戦で40号本塁打を右翼席中段に運んだ。この日は100打点の大台もクリアしたサトテルに、「ポストシーズンでは、さらに打ちまくるかもしれません」と言うのは、コーチ経験のある球団OBだ。

 甲子園は広い上に、右翼から左翼方向に浜風が吹く。左打者にとっては不利な条件が重なる中、本塁打を量産したサトテルにとって、15日からのCSファイナルステージ(甲子園)では、公式戦以上にアーチ量産へ「追い風」が吹くというのだ。

「秋口には浜風とは逆向き、つまり左翼から右翼方向の風が吹きやすいのです」とは、前出のOB。

「そもそも浜風というのは、陸地と海上の気温差によって生まれる。暑い夏は陸地の気温が上がり、上昇気流が生まれる。それによって少なくなった空気を補うため、海から風が吹く。しかし、気温が下がる秋になると、湿度にもよるが、浜風が吹く回数が減り、左翼からの風が右翼方向の打球を後押しするようになる。これまで浜風によって押し戻された打球が、逆にスタンドインする確率が高くなります」

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