阪神の優勝で考える…自分はあと何年、生きられるか
「あかん! 阪神また優勝してもうたがな」
こう嘆き悲しむ人は、関西方面に結構いらっしゃるのではないでしょうか。
「人間て、阪神の優勝は一生で2回しか見られへんのや!」
めったに見られない阪神の優勝と、人の一生には限りがあるという摂理を説いた、賢人やしきたかじんさんの残した金言です。
彼は関西で思想、評論をリードする知識人でした。彼のスタイルを継いだ読売テレビの「そこまで言って委員会NP」は、いまも人気です。
2013年ごろ、トリウム原子炉を研究されている大学教授の講演を聴いたとき、締めくくりに「たかじんさんにもテレビで褒められたんですよぉ!」と自慢げに話していて驚きました。やしきたかじんさんの「お言葉」は、関西ではすごい権威を持っていたのです。
そこで今回の阪神の優勝でがっかりした関西人もいらっしゃったと思うのですが、そこはちゃっかりした関西人。
「この前の岡田監督の優勝は覚えてるけど、その前のことなんかゼンブわすれたわぁ、知らんでぇ」