WBCだけじゃない…大谷翔平&ドジャースの来季に向けた“綱引き”の落としどころ
だが、ドジャースは大谷の派遣に前向きではない。ロバーツ監督は「ショウヘイは故障から復帰して多くのイニングを投げた。選手をケガから守るために、26年シーズンに向けてしっかりと休養をとって欲しい」「私としてもドジャースとしても投げないことがベスト」と言ったことがある。これは球団の本音だ。
「WBCだけじゃありません。シーズン中の投手起用にしても、大谷と球団の考えは異なる」と特派員のひとりがこう続ける。
「大谷は来季、投手として開幕から通常のローテでフル回転するつもりです。けれども、ゴームズGMは『今年と比べると通常に近い起用法になるだろうが、流動的になる可能性もある』と含みをもたせています。来季は手術明け2年目だし、投手起用には慎重を期す必要がある、通常の中5、6日以上に間隔を空けた起用法になるかもしれないということです。ただ、大谷も最終的には球団の意向に従うしかないでしょう。エンゼルスと違って、ドジャースはワールドシリーズで勝つことが最終目的。大谷も『あと8回』ワールドシリーズで勝つことが目標ですからね。フロントや首脳陣の選手起用によって、ドジャースは結果を出し続けているわけですから」


















