侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

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ネットフリックスはパス100枚単位なのに…

 12球団のトレーナーは選手、首脳陣と同じ宿舎への宿泊は許可されたものの、選手の移動バスに同乗できない。試合後の選手を治療するためには宿舎で待機しておかねばならないが、試合を最後までチェックすると宿舎到着が遅れかねず、試合途中で球場を後にするケースも。米国ラウンドでもチームバスには乗れず、素泊まりで1泊20万円はする選手宿舎の宿泊費は派遣元の球団が負担する。

食事は選手、首脳陣、打撃投手、ブルペン捕手には1日100ドルのミールマネーが配られ、日本食のケータリングも用意されているが、トレーナーはこれに含まれていない。準々決勝は現地時間の午後9時、準決勝、決勝は午後8時開始。深夜に試合が終わり、その後、外食するとなると、異国の地では防犯上のリスクが高い。前回大会時はコンビニのサンドイッチをかじっていたトレーナーもいたそうです」(前出のOB)

 トレーナーの待遇の悪さは今回に限った話ではない。WBCが開催されるたびに問題視されるのだが、一向に解決される気配はない。

「そもそもチーム運営に携わるNPBが、WBCIや東京ラウンドの主催者である読売に待遇改善の交渉をしているとは言い難い」と、複数の関係者は明かす。

 進歩といえば、今回は先発投手の所属球団のトレーナーのみ、球場入りできるようになった。チェコ戦では先発した高橋宏斗中日)をサポートするべく、中日のトレーナーがチームエリアに入った。とはいえ、チームには第2先発、第3先発、リリーフに加え、野手もいる。これを進歩というにはお粗末だ。

 放送関係者は苦笑いを浮かべてこう言った。

「東京ドームでは、日本での中継権を獲得したネットフリックスが、番組制作を依頼した日本テレビや、スペシャルサポーターの渡辺謙二宮和也(嵐)やスタッフの分も含め、100枚単位でグラウンドへのアクセスパスを付与されていた。渡辺謙も二宮和也も、12球団のトレーナーが球場に入れないなど、夢にも思っていないでしょうけど……」

 12球団のトレーナーは選手のカラダを最も知る存在。顔色や歩き方まで把握しているからこそ、体調の良し悪しを判断できる。そんなプロフェッショナルが試合前練習、試合中はグラウンドやロッカールームにいない。選手の不安は推して知るべしだ。そうした環境が選手の不振、体調不良を招かないとも限らない。

 NPB関係者は東京ドームにおけるトレーナーの待遇に関して、「パスの枚数に制限があるうえ、選手ファーストでやらせてもらっている以上、内野席チケットの割り当ては選手の家族や知人の招待枠として使わせてもらっている」と説明した。

 が、招待券と健康管理、どちらが選手ファーストなのかは言うまでもない……。

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