IL入りの大谷翔平に専門家が提言 「リアル二刀流を継続するならタイトルは諦めるしかない」
イチロー氏は「投打隔年プラン」
「来年の7月で33歳になる大谷は年々、疲労の回復が遅くなっているはずです。本人が先発にこだわるのであれば、渡米当初、エンゼルスで行っていたように、登板日の前後を休養に充て、登板間隔も中6日を厳守してフィジカルの負担を減らすしかない。規定打席数(502)はともかく、規定投球回(162)到達は厳しいだけに、本格的な投打の二刀流を続けるなら、日本人初のサイ・ヤング賞などのタイトル獲得は諦めるしかないでしょう」(斉藤氏)
メジャー通算3089安打をマークしたイチロー(マリナーズ他)は、19年の引退会見で大谷について触れ「シーズンごとに投手としてサイ・ヤング賞、打者として本塁打王を取ったら……20勝して、次の年に50本塁打してMVP取ったら化け物ですよ」と、隔年で投手と野手を交互に務めるプランを明かした。
サイ・ヤング賞と本塁打王の同時受賞は至難の業。実際、大谷にしても22年は投手として15勝9敗、防御率2.33、打者として打率.273、34本塁打、95打点と近代野球(1901年以降)では初の投打(166回、666打席)とも規定に達しながら、無冠に終わった。本塁打王は2度獲得しているが、23年はシーズン終盤に右肘靱帯損傷で投手をシャットダウンし、24年は打者に専念していた。リアル二刀流をまっとうしてタイトルを獲得したことはないのだ。
そもそも、大谷は二刀流でプレーしてこそ自分自身に価値があると考えている。
大谷がリアル二刀流にこだわる以上、少なくとも、タイトルはMVPのみと気持ちに踏ん切りをつけた上で、十分な休養を挟みながらプレーするしか生きる道はなさそうだ。


















