「光の王国 秀衡と西行」梓澤要著

公開日:  更新日:

■奇跡の王国を見た西行の想い

 西行は、天皇の座を奪われた崇徳が母親の待賢門院を慰めるために始めた一品経供養の勧進のために内大臣藤原頼長を訪ねる。応じた頼長は、西行に交換条件として、奥州へ赴き、平泉の動向を探ってくるよう依頼する。頼長は、摂関家の荘園の国司を束ね支配する平泉の藤原基衡の横暴に我慢がならないようだ。約束を果たすため、白河にたどり着いた西行は、そこから始まる整備された奥大道の立派さに目を見張る。聞けば、道は北の果て津軽にまで通じているという。平泉に入った西行は、狩りをしていた基衡の息子・秀衡と出会い、勧められるまま館に逗留することに。
 秀衡と西行を主人公に描く時代長編。
(文藝春秋 1900円)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  5. 5

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    「言論の自由がない」D.スペクターさん東京五輪狂騒に苦言

  8. 8

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  9. 9

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

  10. 10

    メジャーGMも視察 加熱する菊池雄星争奪戦“禁じ手”の恐れ

もっと見る