「ガンコロリン」海堂尊著

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 極北大学の教授・倉田が、新薬を開発。業務提携するサンザシ薬品の創薬開発部長の木下は、知らせを受けて同大に駆け付ける。口下手で意味不明の言葉を発する倉田に代わり、助教の吉田の説明を聞いた部下の大浜の顔色が変わる。しかし、営業部出身の木下には何のことだかさっぱりわからない。大浜によると倉田の発見は、がんの予防薬にして特効薬にもなるという画期的な薬だった。新薬は「ガンコロリン」と命名され薬事申請される。新薬が世に出れば外科医激減や医療費削減が危惧され、日本医師会は対策を練り始める……。

 意外な結末を迎えるこの表題作をはじめ、全5編を収録したメディカル・エンターテインメント。
(新潮社 1400円)

【連載】土曜あらかると

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