「スキマの植物図鑑」塚谷裕一著

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■植物には「スキマ」は心地がよい

 意外なことに、アスファルトの割れ目や、石垣、ブロック塀や電柱の根元などの「スキマ」は、植物にとって居心地の良い、幸福な場所のひとつだという。それは光合成に必要な光を独り占めすることができ、アスファルトなどで閉じ込められているため水分が不足することもないからだ。一方で排ガスや踏まれるなどのストレスがかかるが、植物の多くはそうしたストレスへの適応力が高いという。

 本書は身近なタンポポから、放置されたトラックの荷台に生えるアメリカフウロ、民家の雨どいに生えたクロマツなど、ユニークな写真を紹介しながらそんなスキマに生きる代表的な植物110種を紹介。散歩のお供にぴったり。
(中央公論新社 1000円)

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