「メサイア 警備局特別公安五係」高殿円著

公開日: 更新日:

 超軍縮会議によって各国の軍隊は人口の0・1%に縮小。大量破壊兵器の開発生産も禁止され、戦争は諜報戦へと移行して7年が経った皇暦111年。特秘機関「サクラ」の養成機関で基礎教育を終えた海棠(かいどう)は、上司の一嶋から御津見と引き合わせられる。

 今後、御津見が海棠のメサイアとなるというのだ。通称サクラと呼ばれる警備局特別公安五係は、スパイなど日本に邪魔な人間を事故や自然死を装って始末する殺し屋だった。任務に失敗したサクラは見捨てられるのが掟だが、メサイアだけは例外で、相棒を助けに駆け付けることを許されている。メサイアは戸籍もなく、法律上はこの世に存在しないサクラの唯一の絆だった。

 圧倒的世界観で描き出す長編スパイ小説。(講談社 760円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が自衛隊派遣めぐり安倍側近と壮絶バトル→「クビ切り宣言」の恐るべき暴走ぶり “粛清連発”も画策か

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    九州国際大付野球部で暴力事件 楠城監督が日刊ゲンダイに明かした「不祥事」への言い分

  4. 4

    駐車トラブルの柏原崇 畑野浩子と離婚

  5. 5

    江角マキコさん「落書き騒動の真相」を初めて語る…人気YouTuberの配信に抗議

  1. 6

    クビになってからの逃避行 ミニカーファンの同志30人とエコノミーでドイツへ飛んだ

  2. 7

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  3. 8

    石油備蓄に奇妙な“二重基準”…1日の消費量が日本政府は「176万バレル」で国際基準は「336万バレル」のナゼ

  4. 9

    レベルの低い“寄せ集め集団”を見渡し、失った自信を取り戻した感覚があった

  5. 10

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった