「晩秋の陰画」山本一力著

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 ある日、高倉俊介のもとに見知らぬ女性から宅配便が届いた。それは納骨が終わったばかりの叔父・尚平の日記だった。叔父は30代で独立してデザイナーとして成功し、一人暮らしを謳歌していた。父が急死した後、叔父は俊介に事務所を譲って57歳で引退し、大型バイクで気ままな旅を楽しんでいた。だが、半年もたたぬうちに交通事故で死亡したのだった。日記には思いもよらぬことが書かれていた。叔父は親友・小柳の恋人に手を出してしまい、小柳に尾行されていると。ところが、俊介が小柳から聞いた話は日記の記述と違っていた。(表題作)

 心の奥底に潜む思いを描く現代ミステリー4編。(祥伝社 1600円+税)

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