「プライベートバンカー」清武英利著

公開日: 更新日:

 2010年、杉山智一は深夜便でチャンギ空港に着いた。野村証券の先輩だった桜井に誘われて、シンガポール銀行でプライベートバンカーとして働くことになったのだ。タックスヘイブンのシンガポールで富裕層の資金を運用するのが仕事だ。

 顧客にはIT長者といった富裕層のほか、北朝鮮の金正男などもいる。杉山はジャパンデスク担当者として、1年以内に1億米ドルの運用資産残高を集めること、100万ドルの収益を挙げることが求められていた。杉山より先に入行したバンカーがいるはずだが、なぜかその姿は見えない。

 実名で「カネの傭兵たち」の正体をシビアに描くノンフィクション。(講談社 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    GACKT告白 浜田だけじゃない芸能界パワハラ&セクハラの闇

  2. 2

    自民・田畑毅氏離党か…永田町で飛び交う“女性醜聞”の中身

  3. 3

    安倍政権にGDPカサ上げ疑惑 600兆円達成へ統計38件イジる

  4. 4

    また怪統計か 2018年「貯蓄ゼロ世帯」大幅改善のカラクリ

  5. 5

    トランプに平和賞?推薦した安倍首相に問われる“見識”<上>

  6. 6

    ローン嫌いは意外に多い 現金主義のメリットと得するコツ

  7. 7

    3月の侍J入りも辞退 巨人に“丸効果”ジワリで指揮官も賛辞

  8. 8

    銀行口座は3つを使い分け 7年で1000万円貯めた主婦の凄腕

  9. 9

    日産の“暴君”と対決した元広報マンはゴーン事件をどう見る

  10. 10

    渡辺GM語る 浅村・雄星移籍で「チームまとまる」の根拠

もっと見る