「ヒトの遺伝子改変はどこまで許されるのか ゲノム編集の光と影」石井哲也著

公開日:

 人は生命の設計図であるDNAを改変する技術を手にした。「ゲノム編集」の技術である。とくに「クリスパー・キャス9」の登場により、安価で手軽にDNAにメスを入れられるようになった。生命倫理学の専門家である著者は、タイトルにある通り、そのことに疑問と恐れを持ちつつ、これから人類が直面するであろう、「家庭」「人」「治療」などのあり方について課題を投げかけている。

 遺伝子治療は最終的に代謝される薬と違って何度も服用する必要はなく、一度の遺伝子導入で完治を目指す。そのぶんだけ、間違えたときの悪影響は恐ろしい。これからの医療を考える上で読むべき一冊だ。(イースト・プレス 800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロシア専門家が警鐘「北方領土問題進展は日本側の幻想」

  2. 2

    火野正平との醜聞が話題に 元祖バラドル小鹿みきさんは今

  3. 3

    魔性の女が復活…「あな渡」は“荻野目慶子劇場”と化した

  4. 4

    ソフトバンクを襲った“3重苦” 上場延期説が市場を駆け巡る

  5. 5

    お笑い界追放か とろサーモン久保田の“有名だった酒グセ”

  6. 6

    巨人が岩隈獲得も…“救世主”とアテにできない致命的欠陥

  7. 7

    FA丸を筆頭に総額50億円大補強…巨人最大の問題はリリーフ

  8. 8

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  9. 9

    試行錯誤を経てたどり着いた「バントは時間稼ぎ」の極意

  10. 10

    広島はマネーゲームせず…丸にも最後は“渋チン”貫いた理由

もっと見る