「『薬のやめ方』事典 病気の起こり方、治し方」浜六郎著

公開日: 更新日:

「薬は一度飲み始めたらやめられないから使いたくない」「薬をやめたいが、いつやめればいいのかわからない」

 そんな悩みを抱える人に向けて書かれた一冊。著者は薬害研究の第一人者。科学的根拠にこだわり、徹底追及して良否の結論を出したという。

 その結果、なんだ当たり前ではないか、と思うことも書かれているが、それが現在の医学の実態であることを教えてくれる。

 この本では最初に病気がどのようにして起こるのか、それによってヒトの体はどのようにダメージを受けて回復していくかを解説している。ヒトが本来持つ修復力・自然治癒力を引き出す方法がわかれば薬に頼らない生活ができるというわけだ。むやみに薬を使わない、どうしても使うとしたらどの薬がいいかも紹介している。これから薬を飲もうとしている人にも、薬とは何かを考えさせてくれるはずだ。(三五館 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」