「『薬のやめ方』事典 病気の起こり方、治し方」浜六郎著
「薬は一度飲み始めたらやめられないから使いたくない」「薬をやめたいが、いつやめればいいのかわからない」
そんな悩みを抱える人に向けて書かれた一冊。著者は薬害研究の第一人者。科学的根拠にこだわり、徹底追及して良否の結論を出したという。
その結果、なんだ当たり前ではないか、と思うことも書かれているが、それが現在の医学の実態であることを教えてくれる。
この本では最初に病気がどのようにして起こるのか、それによってヒトの体はどのようにダメージを受けて回復していくかを解説している。ヒトが本来持つ修復力・自然治癒力を引き出す方法がわかれば薬に頼らない生活ができるというわけだ。むやみに薬を使わない、どうしても使うとしたらどの薬がいいかも紹介している。これから薬を飲もうとしている人にも、薬とは何かを考えさせてくれるはずだ。(三五館 1500円+税)