「星ちりばめたる旗」小手鞠るい著

公開日: 更新日:

 ジュンコの名は小鳥のダーク・アイド・ジュンコからつけられた。子どもたちを完璧なアメリカ人として育てようとした日系2世の母は、ジュンコの名を漢字にしなかったが、ジュンコは空港で日本へも行ける大型飛行機を見ていると、熱い思いが沸いてきた。祖父の大原幹三郎は、アジア人労働者を募集する「アメリカは君たちを求めている!」という求人広告に引かれて1904年にアメリカにやってきた。祖母の佳乃は12年後に「写真花嫁」として幹三郎に嫁いだ。鉄道工事の仕事から農園の労働者となり、幹三郎は人生を切り開いてきたのだ。

 日系人差別と闘いながら生きてきた家族の100年にわたる物語。

 (ポプラ社 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」