「地面師」梶山季之著

公開日: 更新日:

 昭和の流行作家の作品を編んだ短編集。

 経済雑誌記者の深見は、S製薬の滝沢を街中で見かけ声をかける。憔悴した滝沢の様子から、経営不振に陥ったS製薬が主力銀行に見限られ、資金難に陥っているという噂は事実のようだ。

 滝沢の話を聞いた深見の脳裏に、先日、取材で知り合った吉村の顔が浮かぶ。九州の大地主の吉村は、銀行との取引の実績がないため金を借りられず焦慮していた。一方、主力銀行に工場などを押さえられているS製薬は、別の担保があれば他銀行からの融資が期待できる。両者を結び付ければ、双方が現状を打開できるのではないかと、深見は吉村と滝沢を引き合わせるが……。

 最近も話題になった地面師をテーマにした表題作など6編を収録。 (光文社 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジとTBSは「朝8時戦争」“初打席”で空振り三振…テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」独走いよいよ決定的

  2. 2

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 3

    ローム、東芝・三菱電機が統合へ…パワー半導体をめぐる3社連合をデンソーが買収か

  4. 4

    新木優子と結婚した中島裕翔は大正解! 吉田羊との“合鍵愛”報道から10年目…

  5. 5

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  1. 6

    中島裕翔に新木優子と熱愛報道 ファンから囁かれるHey! Say! JUMP脱退の背景と“問題児”の過去

  2. 7

    トランプ大統領に「認知能力低下」説が急浮上 タガが外れた暴言連発で“身内”MAGA派からも正気を疑う声

  3. 8

    シリーズ「ビートルズin紅白」①:ザ・ビートルズメドレー(1982年)

  4. 9

    九国大付の暴力、日大三の猥褻動画事件…今や「野球バカほどNG」プロスカウトが断言するワケ

  5. 10

    萩本欽一(2)「スポンサーなし、出演料なし」でBS番組に挑戦 「今のテレビは面白すぎてつまらなくなった」