「暮らしの古典歳時記」吉海直人著

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 忠臣蔵は「時は元禄15年、師走半ばの14日」という講談調のセリフで知られているが、事件が起きた当時は「赤穂事件」と呼ばれていた。討ち入ったのが47人だったので「いろは」に置き換えられ、さらに、「いろは」が「仮名手本」と言い換えられて浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」が誕生。赤穂事件は「忠臣蔵」と呼ばれるようになった。

 元禄15年12月14日は新暦では1703年1月30日になる。さらに討ち入りの時刻が「寅乃上刻」(午前3時すぎ)なので、14日ではなく「15日未明」になるが、赤穂義士の墓がある泉岳寺では、毎年12月14日に義士追善供養を行っている。

 他に、10月10日がなぜ

「貯金箱の日」なのか、面白い話題がいっぱい。

(KADOKAWA 1500円+税)

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